民試体(民間試自警組織団体)は最終的に第一隊〜第五隊・一隊あたり隊長含めて計21名、
5隊で105名の組織になり、その過程で民間自警組織団隊と名も変わることとなる。ノボル氏に
対し隊員数が多くなるにつれ物量的に合宿という形の指導が取りにくくなった為、草創期から
比べると合宿頻度は下がっていったが、未だに隊員達から〝地獄〟と恐れられている…
簡単にだが、合宿のメニューを紹介しよう。シャドーボクシング15ラウンド・ミット打ち15ラ
ウンド・サウンドバック打ち15ラウンド。1ラウンド3分・インターバル1分。ノボル氏以外に
もジム内の指導員や知り合いのトレーナーとも協力して基本的には3人体制で指導にあたる。
おいでやす甲冑隊イベント後は、まだ第二隊までの計42名の組織だった。一隊あたり21名全
員を全て一度に指導できないので1回の合宿につき7名が参加、先程のトレーニングをこなす。
3名の指導員の内、2名はミットを持ち1名は練習を監視・動きが鈍かったり怠けてると見られ
る隊員には喝を入れられる❗️
7名の内・6名はシャドー、ミット、サウンドバック打ちのどれかをローテーションでやり、1
名はインターバル含めてまるまる1ラウンド休めるのだが全部で45ラウンド…指導員もずっと
ミット持ちは、きついのでローテーションでミットを変わったりして練習に望んでいる。
そして最も過酷なトレーニングが合宿の仕上げとして、ノボル氏自らがスパーリングをするの
である。世界と渡り合ったプロレベルの、しかもヘビー級とである…。
民試体の隊員も街の治安維持という任務の為、日夜・鍛錬の日々とはいえ、体格差もあり世界
レベルの格闘士と1対1でのガチンコスパーリングは流石に堪える。もちろんノボル氏自身も
それは分かっているしある程度の加減はするが大木のような大漢とのスパー。一方、街の治安
維持という任務を担う隊員達だ。
本気で格闘技に人生を捧げてきた漢だけに、例えば隊員達のミスにより市民が何かしらの形で
犠牲になったり、隊員達が殉職などあった場合は、自分の指導不足によるところも大きいと考
えている分、甘いスパーリングは決してしない。それが指導員としての責務だとノボル氏は考
えていただけに、まさに地獄の合宿にならざる得ないのである。